2014年10月9日木曜日

「いいね!」流儀。

いいね!ってどういうときに押せばよいか、初心者も相当使い込んでる人も
悩む点の一つだと思う。自分もそう。いまだに悩む。
そこで、どういうときに押しているか、じぶんなりに分析してみた(大げさだが・笑)。
1.みたよ、読んだよ、という確認で。内容の是非、賛成反対とか関係なし。 70%
2.ほんとに「いいね!」と思って。20%
3.「よくない!」と思うが、「いいね!」ボタンしかないため仕方なく。 10%
こんな感じ。だからワタシの場合は、「おーい、読んだよ」「元気そうで何より」「ごきげんよう」という確認の観印のようなイメージで押してることが多い。
で、本当にいいね!と思って「いいね!」するときは、コメントを残すことが多い気がする。
読んだ感想でいいね!するんだから、これがFBの想定した本来のいいね!だと
思ったりする。
よくない!のに「いいね!」しかない、これが問題。よくこうした場面に遭遇する。
例えば「実は先週入院しました(中略)。今病室から書いてます」のようなケース。
病気になって入院して、いいね!と押せませんよ、普通。
でも「よくぞ、書いたね!」という前向きな姿勢を評価して、いいね!を押す。
または「そうか、そうだったのか。がんばれよ」との気持ちを込めて、「いいね!」する。
欧米人が考えたシステムだから、言葉の幅がない。あ、いや幅を持たすと
単純化できないから、いいね!しかない、というのが正しいのだと思う。
で、関西バージョンが出た。
神戸人のワタシのFBは、いま関西バージョンにしています。
そこで、また違和感が。

 「ええやん!」て言うてるで。

「いいね!」⇒「ええやん!」 これは違和感なし。というより、「いいね!」より
ええやん!のほうが、許容範囲が広い感じだ。
先の入院話でいうと、「よく書いたね!」「がんばれよ!」も取り込んでいる、と思う。
言語学的に言うと(そんな学問はよくしらないが・笑)、関西弁のほうが
関東弁、標準語より、幅が広いのだw(エッヘン!)。
「コメントする」⇒「つっこむ」
これ・・・ちょっと違うんじゃ? なんでボケがないのん?
関西のツッコミといえば、ボケがないと、会話にならへん。
使い続けると知らずに、つっこみが多いコメントになりそうで、コワイ。
「シェア」⇒「わけわけ」・・・ ぷ。ワハハ。
なにこれ? 
関西弁、もっと勉強しないとナア、ちがうよこれ。
で、じゃあ、なんだろうね、シェアは。
みなさん、「いいね!」、押すときどうしてます?

2014年9月14日日曜日

吉田調書問題より、大きな痛手を被った池上問題

木村社長記者会見の前日17時に、プレジデントOnlineで配信された

記事について、大きな反響を頂戴した。


朝日新聞社内のリーク情報を基に、記事を書いたのだが
朝日新聞社内では、慰安婦報道に関する池上氏コラムの不掲載問題の方が
相当大きなインパクトを及ぼしたようだ。

木村社長は、福島第一原発の「吉田調書」に関する報道に関して
杉浦信之氏(取締役編集担当)を解任、自らも進退について言及するなど
吉田調書問題を第一に掲げた。
しかし、この点について朝日関係者複数に確認したところ
「記者会見について、慰安婦報道についての池上問題のほうが大きいのに・・・」
といった受け止め方が多数で、会見に違和感を感じたらしい。

それは、朝日新聞の9月13日朝刊「天声人語」で、池上問題に触れ、
「気に入らない意見や、不都合な批判を排した新聞は、もう新聞ではない」と
自省を込めて書いていることからも、よくわかる。

結局、慰安婦報道について、2番手の扱いのように感じられる記者会見だったから
この先、韓国や国際社会が慰安婦問題で人権蹂躙、女性蔑視、謝罪の要求が
起きる度に、またまた批判や批難が起き、問題が蒸し返されそうだ。




2014年9月10日水曜日

ソーシャルメディアリスク対策実践講座を開講します。

こちらの研修セミナーで、講師をします。

ソーシャルメディアリスク対策実践講座

この講座は、弊社ソーシャルメディアリスク研究所と
日経BPイノベーションICT研究所が、共同で開発した
日本初の「ソーシャルメディアリスク診断」を使った講義になります。

ネット上での内部告発や誹謗中傷といった従来のリスクから
認識できない、意図しない不可抗力によって、突然起きてしまうのも
SNSを中心としたソーシャルメディアの特徴です。
そのようなリスクにどのようなものがあるのか、
起きた時にどう対処すればいいのか、
日頃からどういう点に気を配りながら、管理部門担当者は
社員と向き当っていくか。

今、資料を作成中ですが、今までにない充実した内容になる予定です。

まだ間に合いますので、どうぞお越しください。お申し込みは上記リンクサイトより。



 日 時 2014年9月19日(金)13:00〜17:30
 会 場 秋葉原ダイビル5Fカンファレンスフロア
東京都千代田区外神田1-18-13
 主 催 日経BPイノベーションICT研究所/コンピュータ・ネットワーク局教育事業部
 受講料
・一般1名での申込:33,800円(税込)
・2名同時申込割引 :63,600円(税込)
※受講者には特製「ソーシャルメディアリスク診断シート」(非売品)を提供します
 定 員 50名

2014年9月6日土曜日

社内にも、いろいろな声がある(池上問題)


「何を血迷っているのか」

朝日新聞社内の声を聞いたのが、8月30日でした。
それから裏付け取材をして、原稿を書いたのですが
こうしたやりとりがあったことを、30分前の下記速報で知りました。
率直に誤りを認めて、こうした検証をしたのは良いことだと思います。

池上彰さんの連載について おわびし、説明します
http://www.asahi.com/articles/ASG956K76G95ULZU019.html?iref=comtop_6_06


何かを隠す、ということはもう出来ない時代だということ。
他者(社)の批判、攻撃は得意ですが、自分が責められると、弱い(笑)
日本のインテリの安っぽいところです。
そのくせ、世の中の中心に自分たちが居る、世論は作る、と勘違いしている。

朝日新聞の上層部の人は、パーティに出たりする時間はあっても
ネットで何が起きているか、観たりすることもないのでしょうね。
大変危機的な状況にある、ということを知らないと。


朝日新聞の社内にも、憤りの声が溢れています。

2014年9月3日水曜日

なぜだ? 朝日が池上彰氏の「慰安婦報道批判」コラムを掲載拒否!


プレジデントに寄稿した原稿が、配信されました。

配信システムの関係で、文春には先を越されてしまいました(笑)

私自身の視点で、今回の事件を書きました。

なぜだ? 朝日が池上彰氏の「慰安婦報道批判」コラムを掲載拒否!(プレジデント「ニュースの読み方」)

http://president.jp/articles/-/13372

朝日新聞社には、知人、友人も多くいます。
一方向に偏向する世相の中で、リベラル新聞の代表格である朝日には
頑張ってほしい、そんな思いも込めて書きました。
言論人であれば、今回の池上氏の事件が、いかに大きな問題か
解っているはずです。社内にも問題視する人たちが居るのです。
池上彰氏と早く和解し、「新聞ななめ読み」連載が復活すればいいですね。

2014年7月11日金曜日

ベネッセ個人情報漏えい事件にみる報道姿勢(「流用」と書かれたジャストシステム)

「間違っていませんか?書き方を」  マスコミ記者の方々へ

鬼の首をとったかのような、報道の仕方だけど、やりすぎでしょう、これ。
「ベネッセから漏えいした情報を、流用してDM・・・」
こう書かれると、ジャストシステムが悪いような表現ですね。

マスコミの記者の方には、勉強してほしい。
「流用」は違いないが、この言葉の奥に、故意に、知っていて使った、
という風に聞こえるのですが、みなさんはどう感じますか?

7年前に出版した「間違いだらけの個人情報保護法対策」に書きましたが
名簿屋が不正に取得したと知らないで、買った名簿は「合法」であり
買った企業が責めを負うことはありません。
名簿屋の「文献社」だって、個人情報保護法に違反していれば、とっくに
商売が立ちゆきません。ブラック企業でも何でもない。
但し、ベネッセから漏えいした情報と知っていて転売したり、名簿を
購入して居れば、問題になります。

こうした点がまだ明らかになっていないのに、「流用した」として
報道されれば、ジャストシステムだってたまったものではない。
現に、今日の株価はストップ安をつけています。

マスコミに携わる人間は、自分が書いた記事やTV報道が、どれほど
影響を及ぼすか、よーく考えて仕事しませんか。
私自身も、自戒しながら仕事しないと、と思います。jasutositeumu

ベネッセ最大2000万件の個人情報漏えい事件

ベネッセの2000万件個人情報漏えいは、相当にインパクトがあります。

友人の清水弁護士が、弁護士ドットコムの取材に答えていますね。
情報漏えいしたら、企業は個人にいくら払う必要があるか、気になる人は
読んで見られると良いでしょう。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140710-00001767-bengocom-soci

過去の判例から1万円前後(1件当たり)の損害賠償額になりますから
1万円×2000万件=2000億円の計算です。
でも実際はそんな額にはなりません。
一人ひとりが賠償請求訴訟を起こしたら、の仮定の話であって、ごめんなさい料
として、500円の商品券を配るとかで、企業は対応するわけです。

早々と原田新社長は「賠償しない」方針を記者会見で語っていますが、
この対応はマズイんじゃないかと思いますね。
わざわざ初めに言う話ではないし、マスコミの餌食になりそうなコメントです。
うーん、気持ちはわかりますが、この先どう展開するか。

ベネッセコーポレーションは、私が住んでる多摩市にあり、自宅から歩いて
10分もかかりません。市を代表する企業ですから、しっかりしてほしいですが。

10年ほど前、アンダーセンコンサルのご縁で、1年間だけ、あるテーマで
コンサルティングの仕事をこの会社でしていたことがあります。
情報管理については、当時から相当厳重に行われていたし、社員さんからも
聞いてよく知っています。業務に支障が出るくらい、厳重でした。

原田社長が「内部犯行」と言い切っている点、不正競争防止法の話まで
出ている点(内部のものが外部の請託を受けて、情報を持ち出すること。
持ち出した者だけでなく、依頼した企業も罰せられます)からみて、
大体の当たりはついているのかも知れません。

過去の似たような事件でもそうでしたが、アクセス権限のある者が関与して
情報を持ち出す、というのが、一番持ち出されやすい「情報漏えい」です。
企業の経営者は、この点を見落としがちです。