2013年11月9日土曜日

リベンジポルノと忘れられる権利


プレジデント(11月18日号)に記事を書きました。
興味ある方は、こちらを読んでください。

女高生殺人で注目“リベンジポルノ”への米欧の対応

http://president.jp/articles/-/11095

記事で書き足りなかった点を、ちょっと。

国会議員が谷垣法相に「リベンジポルノでの我が国の対応は?」と
質したのに対し「現行法で十分対応できる」と答弁した記事を読みました。
この谷垣法相の答弁は、大変正しい。
だって、禁固6ヶ月か最高1000ドルの罰金なんですもん。
日本だと、名誉毀損罪、猥褻物頒布罪、児童ポルノ法などで、米国より
重い罰を課すことができるわけで・・・。

そもそもの問題は、こうしたネット上の投稿や画像頒布が、日本国内で
行われているのではなく、海外のポルノ合法の国を経由して
行われている点なわけです。
つまり国内法で取り締まる範囲外にあり、被害者が削除してほしいと思っても
すでに後の祭りという話のわけです。
三鷹女子高生殺人事件で、リベンジポルノが注目を集めたわけですが
ツイッターを使って拡散されたから目についただけで、
実は本人の知らないところで、もうすごい数の写真がすでにある。
一番の問題は「本人が知らない」点です。自分のヌード写真や動画が
ばらまかれている事実をです。
ビデオに収録されて、国内でも裏ルートで売買されているんですから。
こうしたことから身を守るには
「こうした写真を撮らせない」「彼氏から頼まれてもダメという勇気」を
持つことです。愛している相手から言われると拒絶できない女性も
多いかもしれませんが、そこはキッパリと、です。