2014年9月14日日曜日

吉田調書問題より、大きな痛手を被った池上問題

木村社長記者会見の前日17時に、プレジデントOnlineで配信された

記事について、大きな反響を頂戴した。


朝日新聞社内のリーク情報を基に、記事を書いたのだが
朝日新聞社内では、慰安婦報道に関する池上氏コラムの不掲載問題の方が
相当大きなインパクトを及ぼしたようだ。

木村社長は、福島第一原発の「吉田調書」に関する報道に関して
杉浦信之氏(取締役編集担当)を解任、自らも進退について言及するなど
吉田調書問題を第一に掲げた。
しかし、この点について朝日関係者複数に確認したところ
「記者会見について、慰安婦報道についての池上問題のほうが大きいのに・・・」
といった受け止め方が多数で、会見に違和感を感じたらしい。

それは、朝日新聞の9月13日朝刊「天声人語」で、池上問題に触れ、
「気に入らない意見や、不都合な批判を排した新聞は、もう新聞ではない」と
自省を込めて書いていることからも、よくわかる。

結局、慰安婦報道について、2番手の扱いのように感じられる記者会見だったから
この先、韓国や国際社会が慰安婦問題で人権蹂躙、女性蔑視、謝罪の要求が
起きる度に、またまた批判や批難が起き、問題が蒸し返されそうだ。




2014年9月10日水曜日

ソーシャルメディアリスク対策実践講座を開講します。

こちらの研修セミナーで、講師をします。

ソーシャルメディアリスク対策実践講座

この講座は、弊社ソーシャルメディアリスク研究所と
日経BPイノベーションICT研究所が、共同で開発した
日本初の「ソーシャルメディアリスク診断」を使った講義になります。

ネット上での内部告発や誹謗中傷といった従来のリスクから
認識できない、意図しない不可抗力によって、突然起きてしまうのも
SNSを中心としたソーシャルメディアの特徴です。
そのようなリスクにどのようなものがあるのか、
起きた時にどう対処すればいいのか、
日頃からどういう点に気を配りながら、管理部門担当者は
社員と向き当っていくか。

今、資料を作成中ですが、今までにない充実した内容になる予定です。

まだ間に合いますので、どうぞお越しください。お申し込みは上記リンクサイトより。



 日 時 2014年9月19日(金)13:00〜17:30
 会 場 秋葉原ダイビル5Fカンファレンスフロア
東京都千代田区外神田1-18-13
 主 催 日経BPイノベーションICT研究所/コンピュータ・ネットワーク局教育事業部
 受講料
・一般1名での申込:33,800円(税込)
・2名同時申込割引 :63,600円(税込)
※受講者には特製「ソーシャルメディアリスク診断シート」(非売品)を提供します
 定 員 50名

2014年9月6日土曜日

社内にも、いろいろな声がある(池上問題)


「何を血迷っているのか」

朝日新聞社内の声を聞いたのが、8月30日でした。
それから裏付け取材をして、原稿を書いたのですが
こうしたやりとりがあったことを、30分前の下記速報で知りました。
率直に誤りを認めて、こうした検証をしたのは良いことだと思います。

池上彰さんの連載について おわびし、説明します
http://www.asahi.com/articles/ASG956K76G95ULZU019.html?iref=comtop_6_06


何かを隠す、ということはもう出来ない時代だということ。
他者(社)の批判、攻撃は得意ですが、自分が責められると、弱い(笑)
日本のインテリの安っぽいところです。
そのくせ、世の中の中心に自分たちが居る、世論は作る、と勘違いしている。

朝日新聞の上層部の人は、パーティに出たりする時間はあっても
ネットで何が起きているか、観たりすることもないのでしょうね。
大変危機的な状況にある、ということを知らないと。


朝日新聞の社内にも、憤りの声が溢れています。

2014年9月3日水曜日

なぜだ? 朝日が池上彰氏の「慰安婦報道批判」コラムを掲載拒否!


プレジデントに寄稿した原稿が、配信されました。

配信システムの関係で、文春には先を越されてしまいました(笑)

私自身の視点で、今回の事件を書きました。

なぜだ? 朝日が池上彰氏の「慰安婦報道批判」コラムを掲載拒否!(プレジデント「ニュースの読み方」)

http://president.jp/articles/-/13372

朝日新聞社には、知人、友人も多くいます。
一方向に偏向する世相の中で、リベラル新聞の代表格である朝日には
頑張ってほしい、そんな思いも込めて書きました。
言論人であれば、今回の池上氏の事件が、いかに大きな問題か
解っているはずです。社内にも問題視する人たちが居るのです。
池上彰氏と早く和解し、「新聞ななめ読み」連載が復活すればいいですね。